「可愛い。やっぱり、かわい。」
優さんが抱きついてきた。

「杏奈、ベランダへ行こう。」
「うん。」

『なんで?』
 と思ったが、ついていった。

 すると、花火が上がった。
「杏奈のためだけに、あげてもらった。昨日、俺、一緒に見れなかったから。」
「ありがとう。優さん。
 すごくキレイ。幸せです。」
「よかった。喜んでくれて。」
「ありがとうございます。」
 キスした。

 その夜は、2人も燃え上がった。