帰りの車の中で、優さんに聞かれた。
「ごはんの途中から、元気なかったけど、大丈夫?」
「はい。」
「その、『はい』は、嘘だよね。何があったの?」

言おうか迷ったが、言うことにした。
「優さん、私といて、恥ずかしくないですか?」
「え?何で?恥ずかしいわけないじゃん。」
「いや、釣り合ってないというか、周りが・・・。俺は気にしないよ。」
「私が気になります。」
「はあー。」
 呆れられた。

「ごめんなさい。」
「謝る必要ないよ。じゃあ、今度の日曜日、俺に付き合ってくれる?」
「え?はい。」