君と私の近距離恋愛

そんな貴也に、いつの間にか惹かれていた。

頭の中はいつも、貴也でいっぱいだった。

そしていまも、わたしは貴也のことを考えていて上の空だった。

そのせいか、コートにはいっても
わたしはいつもなら追いつけるボールさえも
追いつけなくなっていた。

「ちょっと!しっかり返しなよ!」

アユミ先輩が怒鳴った。
おかげでわたしは、我に返ることができた。

「す、すいません!
もう一本お願いします!」

わたしは、元の位置にすばやく戻って構えなおした。

こんな調子じゃだめだ!
部活のあいだは貴也のことは忘れよう!