そして、約束の時間になり
わたしは、家の前で貴也を待った。

少し経ってから貴也がやって来た。
貴也は、いつもと違うわたしをみて
少し戸惑っているようにみえた。

「よ、よお」

「や、やほ…」

緊張でぎくしゃくしながら交わした挨拶。

これがデートの始まりなんだ!

わたしは、改めて実感したのだった。

「じゃ、いくか」

わたしは、頷いて
貴也の隣を歩いた。

こうしてみると、ほんとに
大きくなったな〜…

わたしは、貴也の横顔をまじまじと見つめた。