―ドキッ―

え?なにドキッって。

鋭い目で見られたから?


「キミの名前は?」

真白くんがニコニコと陽だまりみたいな笑顔を向ける

近くで見ると破壊力すごい。
眩しすぎて、直視出来ないくらい。

「あ、作間 羽乃と言います。」

おずおずと小声で自己紹介をした。

「羽乃ちゃん、名前も可愛いね」

「俺は真白 悠李、で、この目付き悪いのが煌賀 玲生。よろしくね!」

「目付き悪いは余計だ。」

「あはは。まあ、見れば分かるしね!」

「なんだと?」

「ほら、そんな怖い顔すると羽乃ちゃん逃げちゃうから」

真白くんが暴れ馬をなだめるように、両手で制止する

見た目もだけど、生活も正反対なのね。


なのに、仲良いのかな。
朝も一緒にいたし。