どうしてこうなったのでしょう? んん? 招待状? 何のことでしょう?
所々しか聞こえませんでしたが、たぶん私が原因ですよね? 私はいない方がいいのでは?
王妃陛下とレイ様の間にバチバチと火花が散っています。怖いです。
ディアナと王太子妃殿下は黙ったまま表情を変えることなく、事の成り行きを窺っているだけで、間に入って仲介する気はなさそうです。完全に静観を決め込んでいるようで動きがありません。
私は成すすべもなくオロオロとしていると、微かに声が聞こえました。
「ううーん」
目をこすりながらリッキー様が体を起こしました。
この騒ぎで起きちゃったみたいですね。
みんなの顔が一斉にリッキー様に向きました。そのおかげで吹き荒れていたブリザードが止みました。
よかったー。リッキー様、ナイスタイミングです。このまま風向きが変わるといいのですけれど。
「あっ、はは……うえ?」
リッキー様がこすっていた目を開くと輝くような瞳で王太子妃殿下を見つめました。
「リチャード。起きたのね」
リッキー様のところへ駆け寄って跪き顔を覗き込んだ王太子妃殿下の顔が綻びます。親子の微笑ましい光景にほっと胸を撫でおろしました。
「あれっ、ローラおねえちゃんは?」
所々しか聞こえませんでしたが、たぶん私が原因ですよね? 私はいない方がいいのでは?
王妃陛下とレイ様の間にバチバチと火花が散っています。怖いです。
ディアナと王太子妃殿下は黙ったまま表情を変えることなく、事の成り行きを窺っているだけで、間に入って仲介する気はなさそうです。完全に静観を決め込んでいるようで動きがありません。
私は成すすべもなくオロオロとしていると、微かに声が聞こえました。
「ううーん」
目をこすりながらリッキー様が体を起こしました。
この騒ぎで起きちゃったみたいですね。
みんなの顔が一斉にリッキー様に向きました。そのおかげで吹き荒れていたブリザードが止みました。
よかったー。リッキー様、ナイスタイミングです。このまま風向きが変わるといいのですけれど。
「あっ、はは……うえ?」
リッキー様がこすっていた目を開くと輝くような瞳で王太子妃殿下を見つめました。
「リチャード。起きたのね」
リッキー様のところへ駆け寄って跪き顔を覗き込んだ王太子妃殿下の顔が綻びます。親子の微笑ましい光景にほっと胸を撫でおろしました。
「あれっ、ローラおねえちゃんは?」



