そうです。
いつも一方的にごちそうになってばかりでお返しもできていませんでした。
手作りのものと思っても刺繍とか小物とかも作らないのでプレゼントにはできませんし。他の物を考えても王子殿下という身分を考えれば難しいのですよね。
でも料理だったらできるのでは……と思ったのです。
宮の厨房であればシェフたちがいるので大丈夫でしょう。どんなに親しくても、外部から持ち込みの手作りの食べ物は受け取ってもらえないでしょうから。
「昼食って、ローラは料理ができるの?」
「はい。商品開発とかもやっていますから、その時に教わったのです。プロではなく素人が作るので、お気に召すかわかりませんけれど」
「そうなんだ。それでは、ぜひお願いしたいな。ローラの手料理を食べてみたい」
レイ様の顔がぱあと輝いて喜んでくれたので私も嬉しくなりました。
張り切ってレイ様の好きなものを作りましょう。
そういえば、レイ様の好きな料理は何かしら? 苦手なものは?
考えても……何も浮かんできません。
食事も残さずに食べていましたし、今まで全然気にしていなかったわ。
それではダメよね。
レイ様のことをもっと知る努力をしなくちゃ。
いつも一方的にごちそうになってばかりでお返しもできていませんでした。
手作りのものと思っても刺繍とか小物とかも作らないのでプレゼントにはできませんし。他の物を考えても王子殿下という身分を考えれば難しいのですよね。
でも料理だったらできるのでは……と思ったのです。
宮の厨房であればシェフたちがいるので大丈夫でしょう。どんなに親しくても、外部から持ち込みの手作りの食べ物は受け取ってもらえないでしょうから。
「昼食って、ローラは料理ができるの?」
「はい。商品開発とかもやっていますから、その時に教わったのです。プロではなく素人が作るので、お気に召すかわかりませんけれど」
「そうなんだ。それでは、ぜひお願いしたいな。ローラの手料理を食べてみたい」
レイ様の顔がぱあと輝いて喜んでくれたので私も嬉しくなりました。
張り切ってレイ様の好きなものを作りましょう。
そういえば、レイ様の好きな料理は何かしら? 苦手なものは?
考えても……何も浮かんできません。
食事も残さずに食べていましたし、今まで全然気にしていなかったわ。
それではダメよね。
レイ様のことをもっと知る努力をしなくちゃ。



