新幹線の改札に行って待っていた。

 遥希くんが来た。
「こんばんは。」
「ごめんね。こんなとこまで呼び出して。
 これから地方に行かなきゃ行けなくて、
 でも、どうしても渡したい物あって。」
「そうなんだ。」
「はい。クリスマスプレゼント。」
「え?」
「どうしても、今日中に渡したかった。」
「ありがとう。開けていい?」

ハートにダイヤがついたネックレスだった。
「可愛い。ありがとう。」
「つけてあげる。」
 マフラーを取り、つけてもらった。