幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜


そのあとは他愛もない話をしていると時間があっという間にすぎた。


お昼ご飯までご馳走になっちゃって気づいたら時刻は午後の3時をすぎた頃。


そろそろ帰らないとヤバいなと思い、帰る支度をして桃菜ちゃんに見送られながら家を出た。


濡れた服は袋に詰めてお持ち帰り。桃菜ちゃんに借りた服は後日返すことにした。


迷惑をかけて申し訳ない……。


家を出ると雨はすっかり上がっていて太陽が雲の隙間から出ていて眩しかった。



「今日はありがとうね」


「ううん、私の方こそいろいろありがとう。桃菜ちゃん、これからはお互い気をつけようね」


「うん。じゃ、また学校で」



バイバイと手を振り、踵を返す。


あー、スーパーよってかなきゃ。


道を歩きながらそんなことを考えた。



***


「ただいまー………」



あれからスーパーによって買い物をしてから帰宅すると何故か家の鍵が開いていた。