幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜


***


ーピピピ、ピピピ……。



「んー………って、え?もう朝!?」



私は目覚ましで起こされて慌ててそれを止めた。なんか昨日すごい夢見た気がする……。


部屋の中は寒くてベッドから降りられずにモゾモゾと体を小さくする。


昨日私あれからどうなったんだっけ……。


ぼーっとする頭で昨日のことを必死で思い出す。


バイトから帰ってきて……このまま家に帰ってきたんだっけ?


あれ、でも……誰かにあったような……。


幼なじみに会った記憶が……でもあれは夢じゃないのかな?


幼なじみに会いたいと強く願って私のその思いが夢に出てきたんだ。


うん。


きっとそう。


私は昨日のことを思い出せずに曖昧な感じで自己完結した。


でも……久しぶりに人の温もりをリアルに感じた夢だったなー。


それから私は起きる気になれずずっとベッドの中でスマホをいじる。