「………で?結局その後どうなったのよ」


「う、まだ告白できてません」



桃菜ちゃんにずいっと迫られ事実を告白。キスやら一緒に寝るやらそんなことをしといてまだ朝陽に告白できていないなんて。


情けなさすぎて………自分の気持ちに自信がなくなってきた。


あの暴走の日から数週間がたった。


制服も白いブラウスに緑のタータンチェックのスカート、胸元には紺のリボンと夏服に変わり、季節も本格的に梅雨に突入した。


あれから特に何もないけど朝陽たちはピリピリしたまま。


いつcheaterが動き出すかわからないから気を張っていてずっとそのことばかり話している。


最近では昼休みもそのことを話していてその場に居ずらい私と桃菜ちゃんは教室や、裏庭でお弁当を食べている。



「はぁ。あれから結構時間が立つっていうのに告白はまだなんて。この前の意気込みはどうしたのよ」