「だからあの時電話で言ったろ。お前が藤原さんと一緒にいるところをcheaterの奴らに見つかったから警戒しとけって」


「えぇ!そんなことがあったの!?朝陽、なんで言ってくれなかったのよ!」



小川くんがとんでもないことを言うから私は驚きが隠せない。もしかして、cheaterに朝陽と一緒に住んでいることがバレた!?


それだったら一大事だ。


みんなにも言ってないことが敵チームにバレたらとんでもないことになる。


どんな弱みを握られるかわかんない。



「警戒はしていた。だけどこんな早く行動に移すとは思わなかった。もう少し周りの警戒を強めた方がいいな。後、他のみんなにもこのこと話しておいてくれ」


「了解。朝陽、これからどうすんだ?このままじゃ、やられるぞ?」



遠藤くんが脅すように朝陽に忠告する。


このままじゃやられるって………。



「そこは大丈夫でしょ。なんだって朝陽くんは全国No.1の総長なんだからね!」