「えっ………」
真剣な声で言われた。暗がりでも朝陽が真剣な顔をしているのがわかる。
もしかして………朝陽、私が今から告白しようとしているの、わかってる!?
………いや、まさかね。
そんな疑問を抱きながらメガネは諦めて階段を登る。その間、何故か朝陽は私の手を握っている。
私を安心させるように、優しく、握る。
温もりを感じながら登る階段はすごく長く感じて。でもそのおかげで心の準備は整った。
一番上まで来ると、少し開けた場所があった。
桃菜ちゃんが言っていた通りだ。
夜景も綺麗。告白するにはもってこいの場所。
「朝陽………話、聞いてくれる?」
ベンチがあるところまで来て朝陽の手を離す。
そして………自分の思いを言葉にしていく。
あたりはシンと静まり返っていて私の声と心臓の音だけが聞こえる。
自分の心臓の音が聞こえてしまうんじゃないかと心配になるほど。



