幼なじみは最強総長〜同居したら超溺愛されました〜


人って恋すると欲張りになっちゃうんだね。



「はいはい。わかってるよ。心美は優しいもんな」


「もー」



怒っている私をからかうように笑うとポンポンと頭を撫でる。


それが心地よくて目を瞑って少し、堪能していた。



「あ、そうだ。暴走の時、バイク乗るだろ?ヘルメット被る時メガネ邪魔だからとって乗れよ」


「え、いいの?メガネとって大丈夫?」



みんなの前ではまだメガネをとったことがないので不安だ。


メガネをとったら美少女、なんてことはよくあるけど私はそもそも変装する前から地味だからみんなに引かれないか心配。


それに………朝陽に告白するんだからメガネで顔を隠したいって気持ちもある。



「それは大丈夫だ。乗る前に外すから。きっとみんなに見られない」


「そっか。ならいいや。最後にもうひとついい?」


「ん?なんだ?」



やばい、ドキドキしすぎて死にそう。まともに朝陽の顔見れないよ……。