そしてその翌日も、さらにまたその翌日も、何度も彼女は店へやってきた。

別れてから何年もなるのに、何故今さら拘るのか。

「何度来ても答えは変わらない」


「私、後悔したの。あのとき、一時の感情に振り回されてあなたを失ったこと。だから、もう、後悔したくないの。今さらって思うかもしれないけど、ずっとずっと忘れることが出来なくて、、、。お願い、一度だけでいいの。もう一度だけ、チャンスをください。」


目を潤ませながら、両手を胸元で握りしめ懇願してる。

何を言われても、どんな顔をされても心は微塵も動かない