甘くてとろける、そんなキスを。


「んっ、優太……それ以上は……ひゃあ!」



くちびるにキスしていただけだったのに、首元にもキスを落とす。


ベッドに押し倒される格好になって逃げ場がない。



「ねぇ、もっと可愛い声、聞かせてよ」


「………はぁ、優太……大好きだよ」



優太、私はキミに恋して良かったです。


もっと……私を愛して。
甘くてとろける、そんなキスをもっともっと、私にください。



「そんなこと言われたら、俺、本気出しちゃうから。覚悟しろよ?」



意地悪く笑うキミの顔。


私は……ずっとキミのそばにいます。


だから……私にキスをしてください。


キミと秘密の同居で今夜もドキドキが止まりません。


【終わり】