インターホンが鳴った。
 一瞬、蓮さんの力が緩んだ隙に押しのけて、インターホンに出た。
 宅配便だった。
「荷物でした。」
「渚ちゃん。俺、本気だから。
 あと2日で、海外に帰る。付いてきてくれない?考えといて。」
「あ、はい。」

『まさかの告白?それとも、ハウスキーパーとして?』

 でも、同じようなことをしても、蓮さんは気持ちよくなかった。
 翔さんだったから、気持ちよくて、溶けそうな感じになったんだと思った。