(完)28歳の恋愛事情

…いや、一応なんか買って行ってみよう。





時間も時間だし、見て見ぬ振りはできない。




礼央君が食べれそうなものは袋を分けてもらった。





会社に戻りエレベーターに乗り込むと、なぜか異様に緊張した。






礼央君まだいるかな?





指定の階のランプがつきドアが開くと、目の前のオフィスは真っ暗に。






「…遅かったか」




礼央君用に分けてもらった袋に視線を落とし、ため息がこぼれる。





とりあえず奈帆が待つオフィスに。