(完)28歳の恋愛事情

気づくとそんなことを考えていた。





いや、もう終わったこと。




優のことは考えない考えない。





…礼央君、大丈夫だったかな?






わたしのこと、どこまで本気なのかわからないけど、振った時の表情見たら胸が痛んだ。




でも、これは礼央君の為でもあるし。





わたしなんかに構ってる時間はもったいない。






礼央君には相応しい子がいるはずだから。





その存在に少しでも早く気づけるといいね。




その日の夜は、そんなことを思いながら眠りについた。