そう言ったわたしの声は、かなり落ち着いていたと思う。
「じゃそういう顔しないでください……結構凹むので」
て、今のわたしどういう顔してるの?
鏡を取り出して見てみたいものだ。
「…礼央君、」
一歩先を歩く礼央君の袖を掴み、立ち止まらせた。
「…わたし…礼央君の気持ちには応えられない。わたしが礼央君を好きになることはないと思う……礼央君にはもっと相応しい子が絶対いる」
そう言い切ると、ゆっくり袖を離した。
「………わかりました…」
地面を見つめたままの礼央君はわかってくれたらしい。
「じゃそういう顔しないでください……結構凹むので」
て、今のわたしどういう顔してるの?
鏡を取り出して見てみたいものだ。
「…礼央君、」
一歩先を歩く礼央君の袖を掴み、立ち止まらせた。
「…わたし…礼央君の気持ちには応えられない。わたしが礼央君を好きになることはないと思う……礼央君にはもっと相応しい子が絶対いる」
そう言い切ると、ゆっくり袖を離した。
「………わかりました…」
地面を見つめたままの礼央君はわかってくれたらしい。



