(完)28歳の恋愛事情

その言葉に胸の奥がぎゅっとなって、返事を言葉にする代わりに口付けた。





『はい、』という気持ちを精一杯に込めて、___





それからのわたしたちは、半同棲というものを始めた。




常にどちらかの家に行き、生活を共にするように…。





それには"婚約"というもの付き。




同棲を始め、料理をするようになったんだけど…これがなかなか慣れない。





こんなにも料理のセンスがないとは……。




もっと簡単にやれると思っていた自分を殴りたい。






お世辞でも美味しいとは言えないわたしの料理をなにも言わずで食べる礼央君は優しいし……心苦しい。