(完)28歳の恋愛事情

ひたすらガムテープで閉めただけ。



なんの役にも立たなかった。





「来てくれただけでも嬉しかったよ。茉希と最後に色んな話しできてよかった。元気でな」




「…優こそ。元気でね?無理して体壊さないように」




「サンキュー。あ、下まで送る」





と言ってくれ、エントランスで再び向き合う。




「暇な時はいつでも遊びに来いよ。ど田舎だけど案内する」




「あははっ!うん。その時はよろしく」




「…じゃ〜またな?」





優の大きな手が頭に触れると、一気に寂しさが襲った。




ほんとにほんとに…大好きだった人。