それから数日経ったある日のお昼休み、スマホに1件のラインが入ってきた。






送り主は……




「っ…礼央君!?」





思わず口に入れたおにぎりが出そうになる。




だって、もうわたしの中で礼央君の存在は薄く…





そして、消えかけていたから。






「なにー?椎名君から連絡きたの?」





と奈帆がニヤニヤしたまま視線を向けてきた。




「み、見ないけどねっ」




「えー、なんでよ?デートのお誘いなんじゃない?」




「だったら尚更見たくない」