(完)28歳の恋愛事情

向けられた視線にドキッとし、思わず俯く。



変わってないのは優も同じ…。





「明後日の土曜とかどう?暇してない?」




柱から背中を離し、一歩近づいた優に顔を上げると瞳が絡んだ。





っ………あの頃に戻ったような感覚…




この気持ち、なんだろう?





「茉希?…待ってる。土曜日」




そう言い残すと、優は階段を上がって行った。





…土曜日、か。




優と付き合っていた頃、約束はいつも土曜日で、そのままお泊まりってのが流れだった。