(完)28歳の恋愛事情

柱に背中を預けると、薄く笑った。




その薄笑い…今もするんだ?



あの頃、この顔がすごく好きだったんだよね。





「あ、そうだ!茉希、引っ越しの荷造り手伝って」




「えっ!?」




「まだ結構残ってんだよね〜」




「……っぷ!優って片付け苦手だったもんね?」




「それと荷造りは関係ないだろ。てかそういうの覚えてんなよ」




「あははっ!忘れられないの!忘れたくてもね」




「……変わってねーのな?そういうとこ」




「え?…」