(完)28歳の恋愛事情

もちろん代わりになんてならないだろうけど。





少しでも寂しい思いをさせたくない。



そう思った。





だけど、礼央君のお母さんにはバレていたようで…






「ね、茉希さん。礼央と別れたんじゃない?」




「えっ、」




「そうなんでしょ?やっぱりわたしが原因よね?」




「っ…違います。わたしの心の狭さが原因なんです。だから、お母さんのせいとか絶対ないです」




「……優しいのね。わたしもそんな風に礼央を庇ってあげてたら少しは違ったのかな…」




「礼央君だってお母さんのこと、きっと好きですよ。お母さんに似て素直になれないだけだと思います」