(完)28歳の恋愛事情

「ふぅ…」




さすがに手ぶらはまずいと思い、フルーツの盛り合わせを持ってきたけど…





食べれるのかな?




そうこうしていると、指定の階でエレベーターが止まり、ドアが開いた。






「605……ここだ」




メモ用紙の部屋番号と確認し合うと、ノックを鳴らした。






「…はい…どうぞ」




「っ……失礼します」





礼央君のお母さんとご対面……



っ…礼央君そっくりだ…!