「じゃおやすみなさい」




「おやすみ」






そのやり取りを最後に帰って行った礼央君が、もう愛しいから困る。





微かに残る礼央君の残り香が寂しさを誘う。





「…同棲……したいな、」




本気で言ってくれたのかわからないけど、わたしの中のなにかに火をつけた言葉かもしれない。





礼央君と同棲……




そんなの考えただけで甘い、___