(完)28歳の恋愛事情

それからというもの、タクシーが捕まる様子もなく、渋々歩いて帰ることに。




「足痛い…」




ちょっとヒール高すぎたかな?




この日の為に、ヒールを新調したのが失敗だったのかも。





はぁ…最悪。




これ、明日絶対足痛いやつじゃん。





絆創膏を買おうとコンビニに入ろうとした時、少し前から見覚えのある顔と服装が。





っ…礼央君だ。




深めにキャップを被り、目元はよく見えないけど、あれは間違いなく礼央君。