(完)28歳の恋愛事情

"すごくかっこいい彼氏"って。




「ま〜でもよかったね?茉希、幸せそう」




朝子の笑顔が心を温める。





「いつか紹介してね!」




とキラキラの瞳を向けてきた華にゆっくり頷くと、式の入場が始まった。





その前に化粧直しにトイレへ向かう。





「あの、お手洗いって………えっ、」




トイレの場所がわからず、そばにいたスタッフに尋ねたところ、その人の顔に見覚えが。





「確か礼央君の……お姉さん…?」




そうだ!間違いない。