「ほんとに行くんですか?」





全身鏡の前で身だしなみをチェックする後ろで、いじけたような声をかけてきた礼央君。




「ちょっと露出し過ぎじゃないですか?」




「そうかな〜?でも一応これフォーマルだよ?」





と返事すると、ぎゅっと抱きしめられた。




「礼央君…?」




「だって絶対声かけられるじゃないですか。番号聞かれるだろうし、てか普通に脚とか見るだろうし」




「誰も見ないし、声もかけられない」




「……俺がいること、忘れないでくださいね」





ふふっ…嫉妬してる礼央君可愛い〜。