(完)28歳の恋愛事情

「やっぱり…」




本当は見間違いなら、と思っていたし、なんなら嘘を貫き通してほしいとも思っていた。





だけど、あっさり認めた礼央君。





「あ、でも勘違いしないでほしいです。ヤってないんで」




「っ…そんなの信用できない…」




ホテルから出てきといてしてない…?





そんなの誰だって信じれないでしょ。




じゃなにしに行ったの?ってなるじゃん。





「あの女は幼馴染なんです。あいつの家庭も複雑で……金が必要だからって体売ってたみたいで、それを止めに行ったところを見たんだと思います」




幼馴染…