(完)28歳の恋愛事情

「じゃ連絡先だけでも教えて?俺、向こうの子より君のほうがタイプなんだよね」





タイプ……それはどうも。




でも…、___





「あの、そういうのほんと無理なんで。すみません」





と頭を下げると、愛子の元へと急いだ。





「愛子っ。そろそろ帰ろ」




「え、もう?まだよくない?飲み足りない」




「飲み足りないなら他のお店で飲み直そ?とりあえずここから出たい」




「え〜…んも〜わかった」





渋々腰を上げた愛子に安堵。