何十枚とある写真の束を見終えると、ゴミ箱へと運んだ。





「優は過去…」





この思い出たちも全部過去。



もうこの頃には戻れない。




……てあれ?



そういえば礼央君なにか聞きたかったんじゃなかったっけ?





わたしの過去の話し……よかったのかな?




ま、わたしも大した恋愛はしてきてないけど。




その日の夜、ベッドで寝るのが妙に恥ずかしく感じた。





ほんの少しだけど、礼央君の匂いが残っていて、それにまたドキッとしたり…。