(完)28歳の恋愛事情

全ての行為が終わり、3年ぶりの感想……





素直に"最高"だった。




礼央君との体の相性は抜群なのかもしれない。



ただ、礼央君がどう思ったのかはわからない。





布団を引き寄せ、ベッド下に散らかった下着と洋服たちを回収していると、後ろから抱きしめられた。





「もう着るんですか?」





なんて耳元で言われ、腰に回った腕の右手だけがゆっくり上がってきて、そのまま胸で止まる。





「っ……礼央、君…」




「茉希先輩って、俺のことどれくらい知ってます?」




なんて尋ねてくる間も、右手の動きは止まることを知らないようで……。