(完)28歳の恋愛事情

そして、久々に礼央君のアパートへとやって来た。





「お邪魔、します」




そっと足を踏み入れ、なにも変わらない風景にとりあえず安堵する。





「座っててください。適当になんか作るので」




「…うん…」




…素直に…素直に……





呪文のように心の中で唱えていると、いつの間にかテーブルに並べられた料理たち。




礼央君はほんとになんでもできちゃうからすごい。





テーブルを挟んで前に座った礼央君と目が合うなり口を開かれた。