(完)28歳の恋愛事情

「あの、瀬戸さん………瀬戸さんの気持ちはすごく嬉しいです。瀬戸さんの彼女になれば幸せだということもわかります…」




「…うん」




「…でも……瀬戸さんの気持ちには応えられません…多分どんなに時間をかけても無理だと思います」




「……他に好きな人がいる?」




「…はい……多分性格も合わないし、彼が考えてることもわからなかったりするんですけど、それでも彼のことが好きなんです……彼じゃないとダメなんです」




「…そっか。そんなに想う人がいるなら俺の出番はないか」





と笑った瀬戸さんに胸が痛む。




こんな時にそんな優しい笑顔見せないでほしい。





「でも、一ノ宮さんと出会えてよかった。この数日、年甲斐もなく楽しかったから」