(完)28歳の恋愛事情

「なに?礼央君と喧嘩でもした?」




「…ううん。円満だよ」




「じゃよかった!でも、愛子には当分言えないね」




「そうだね」






愛子に報告する前に別れる可能性のほうが高い。




だから、愛子にはなにも言わずのまま…。





それから数日、なにかと言い訳を作り、礼央君の誘いを断り続けた。





でも、ほんとに仕事が溜まりに溜まっていたから仕方ないことでもある。




そんなある日のこと、愛子が例の誘いをしてきた。





「茉希、今日空いてるよね?合コンセッティングしたから強制参加ね」