(完)28歳の恋愛事情

ちゃんとベッドで疲れを取ってほしい。




「礼央君…?」





俯いたまま黙っている礼央君に声をかけると、ゆっくり顔をあげた。





「茉希先輩ってなんで俺と付き合おうと思ったんですか?」




「え?…いきなりどうしたの?」






なんでって……好き、だからに決まってるじゃん。




わたしの気持ちはちゃんと伝えたはずだよね?





「…はあぁ……俺と付き合ってること、さっき隠しましたよね?俺が彼氏だと言えないんですね」





優とのやりとり、全部聞いてたんだ…?





「もしかして、俺に同情でもしてます?それで付き合ってる…とか?」




「違うよ。同情なんかしてない」