(完)28歳の恋愛事情

礼央君の姿が見えた瞬間、なにかが軽くなっていくのがわかった。





「じゃ俺行くわ」





と優は先に入って行った。




「行きましょ」





礼央君はわたしの手を取ると、エレベーターに乗り込んだ。





「………」




「………」






ど、どうしよう!?この沈黙…!




空気がかなり重いんだけど。





この空気のまま、礼央君の部屋にお邪魔することに。





「いきなり残業になって、待ってもらう形になってすみません」