(完)28歳の恋愛事情

「来て…しまった…」






定時に会社を出て、帰って色々と準備をしていたら遅くなってしまった。




わたしが会社を出る時、まだ礼央君の姿はオフィスに残っていた。






あれから結構時間経ったし、もう帰ってる…よね?





チャイムを鳴らそうと手を伸ばした時…




「茉希?」





と聞こえた声にドキッとする。




この声……





「優…」




「やっぱり茉希だ。この前ぶりじゃん」





優はそう言いながら近づいてきた。