(完)28歳の恋愛事情

「あ、茉希先輩っ!」





少し先のほうから笑顔で近づいてくる礼央君に視線を送る。





「営業成績出ました」




「うん、知ってる。頑張ったみたいだね」




「もちろんです。茉希先輩のために頑張ったようなものなので」







わたしのためにそこまで頑張ることないのに。




そんな大した人間じゃないよ。





「それでなんですけど、」




「ん?」




「今日うちに来てください。もちろんお泊まり前提で」




「えっ!?」