「えー、校長先生のお話も終わりましたので、次は文化祭、後夜祭委員から挨拶があります。」
そういえば9月になったら文化祭やら体育祭やらあるなぁ。
ただぼんやり閉じない程度に開いていた目が一気に冷める。
「えー、文化祭後夜祭実行委員を代表して皆さんにお知らせです。
実行委員全員で今年の文化祭を盛り上げていきますので、皆さんも協力お願いします。」
…すごい。
そう思った。何か、全く緊張とか物怖じとか感じられない。
全校生徒の前ではっきりと話す姿勢は、今まで高校には無い人のように思える。
「ね!あれ誰??」
あたしは小声で前に座ってるやすクンに喋りかける。
「え?あの人?あれは1コ上の植本先輩っつって俺の部活の先輩だよ。」
「ふーん。ありがと。」
植本達也、3年生でサッカー部。彼女とは春に別れたらしい。
ちょっと焼けた肌、高い身長、肩幅が広くて逆三角の体型、八重歯
つまりは一目惚れ。
何であんなにカッコいいの!!わぁぁ~!
やばい。この胸のトキメキ半端ない。
…けどあたしには付き合ってる彼氏がいるんだった。
何の繋がりがない先輩を想うより、あたしには大切にしなきゃいけない人がいるんだった。
そういえば9月になったら文化祭やら体育祭やらあるなぁ。
ただぼんやり閉じない程度に開いていた目が一気に冷める。
「えー、文化祭後夜祭実行委員を代表して皆さんにお知らせです。
実行委員全員で今年の文化祭を盛り上げていきますので、皆さんも協力お願いします。」
…すごい。
そう思った。何か、全く緊張とか物怖じとか感じられない。
全校生徒の前ではっきりと話す姿勢は、今まで高校には無い人のように思える。
「ね!あれ誰??」
あたしは小声で前に座ってるやすクンに喋りかける。
「え?あの人?あれは1コ上の植本先輩っつって俺の部活の先輩だよ。」
「ふーん。ありがと。」
植本達也、3年生でサッカー部。彼女とは春に別れたらしい。
ちょっと焼けた肌、高い身長、肩幅が広くて逆三角の体型、八重歯
つまりは一目惚れ。
何であんなにカッコいいの!!わぁぁ~!
やばい。この胸のトキメキ半端ない。
…けどあたしには付き合ってる彼氏がいるんだった。
何の繋がりがない先輩を想うより、あたしには大切にしなきゃいけない人がいるんだった。
