〈音side〉
あれから梨奈とは今まで以上に仲良くなれた。
しずくくんや未来くんもそれは同じで…。

愁だけが遠い。
んー…どうしたら普通に話せるのかな。
って無理な話だよなぁ。笑笑

はぁ、どうしよう…。
なんて考えながら窓の外を見ていた。

あー、今日もいい天気だなぁ、お日様がちか…「雪野!!」

急に名前を呼ばれた。
あっ先生、怒ってる…
「…はい。」

「どこ見てたんだ、今の話聞いてたよな?」

「…はい、聞いてました。」
全然聞いてませんでした、なんて言えるわけない。

「じゃあ、いいな??」

「はい、いいと思います…?」

隣の席の未来くんがくすくす笑って…ってみんな笑ってる!?

「では、文化祭の実行委員は雪野と天月だ、よろしくな。」

「…えっ、えっ??」

「ばーか」

「なっ!未来くんそれて笑ってたの!?」

「しらねー笑笑」

「先生!どうして私なんですか!?」

「いいって言っただろ?無理やりさせたわけじゃないぞ」

「そんなぁ…」

「じゃあ、実行委員は今日の放課後あつまりがあるからちゃんと参加するように。」