「今日、クリスマスってよ」


……面白がってはいるんだろうけど、佑香なりに応援はしてくれてるのか?

だといえども、だ。


「ケーキって……。人使いが荒いよなぁ」

チョコでチャラにするんじゃなかったのかよ……。


でもこちらに負い目があることは変わりがないわけだし、そんなことを言えばさらにその2倍はぐちぐちと言われるのが分かってるので、大人しく従うことにする。


「ケーキ……。そういえば今日って……」

そう呟いた水原に、その先は聞かずともわかった。

そう、今日はクリスマス。

好きな子と2人っきり。しかも水原も俺のことを好きだと言う。


あれ、なんか急に気恥ずかしくなってきた。

今までこんなにくっついたことなかったせいで、触れ合っている部分が妙にそわそわしだす。

その距離を許されてるということに、本当に気持ちが通じ合ったんだと自覚して、え、てことは俺、水原の彼氏ってことでいいんだよな。


恋人ってことだよな。