静かな部屋にパーカーのファスナーをあける音だけが響き渡る。
 私の心臓はドキドキが止まらない。

 首筋にキスされた。
 そうたくんの吐息が耳にかかる。
 私の耳が熱くなるのを感じた。
「あっ、ん。」
声が出てしまった。くすぐったいような気持ちいいような感じだった。
「もっと、声聞きたい。」
「そうたくん。」
激しくキスをされた。
 
 すべて脱がされ、そうたくんも脱いだ。
抱きしめられた。
 そうたくんの鼓動が早いのを感じた。
「心臓早いね。」
「そりゃそうだよ。好きな子を抱いてるんだもん。」
照れた。

そうたくんの唇の感触と吐息を、身体のいろんなところで感じた。
「んー。はぁ。」
「可愛い。もっと聞きたい。」
 恥ずかしくて、余計声が出てしまう。

そうたくんの身体と私の身体は繋がった。
「りいさ。」
「そうたくん。」
そうたくんの身体の熱に溶かされてしまいそうだった。
「りいさ。」
そうたくんがフィニッシュした。

そうたくんが倒れ込んできた。
思い切り抱きしめた。
そしてキスをした。

そうたくんが抱き着いたまま横に寝た。
「りいさ。大好き。」
「ありがとう。幸せ。」
2人で何度もキスをした。