7、私の天使

それは一目惚れだった。

天使かと思った。

ハーフらしい彼の髪色は少し金髪寄りだった。

あまりにも綺麗で私はうまく話せず、挨拶をしたらお父さんの後ろに隠れてしまった。

「こ、こんにちは。」

「こんにちは。」

声も綺麗で本当に天使としか思えなかった。

私と彼は初めてここで会った。

最初は恥ずかしかったけど、すぐに仲良くなれた私たちはずっと一緒だったよね。

彼が両親のお仕事の関係で引っ越すまでは。