今日はフィリップ殿下の結婚披露の舞踏会だが、参加している貴族達にとっては王宮舞踏会のような、社交の場を兼ねている。滅多に舞踏会に姿を現さないアハマス辺境伯に挨拶しようと、皆その機会を伺っていたのだろう。
辺境伯はタイタリア王国では公爵に次ぐ高位貴族にあたる。序列としては、侯爵と同格だ。ただし、独自の軍隊を持ち領地も広大な辺境伯の方が実質的に上と見る貴族も多い。さらに、セシリオは先の戦争やついこの間のものまで、様々な褒章を賜っており王室の覚えもめでたい。それ故、この機会を利用してなんとかして縁を繋ぎたいと考える者は多いのだ。
「閣下は人気者でございますね」
あまりにも沢山声をかけられるので、サリーシャは目を丸くした。サリーシャの義父であるマオーニ伯爵も顔が広い人だったが、こんなには声をかけられていなかった。
辺境伯はタイタリア王国では公爵に次ぐ高位貴族にあたる。序列としては、侯爵と同格だ。ただし、独自の軍隊を持ち領地も広大な辺境伯の方が実質的に上と見る貴族も多い。さらに、セシリオは先の戦争やついこの間のものまで、様々な褒章を賜っており王室の覚えもめでたい。それ故、この機会を利用してなんとかして縁を繋ぎたいと考える者は多いのだ。
「閣下は人気者でございますね」
あまりにも沢山声をかけられるので、サリーシャは目を丸くした。サリーシャの義父であるマオーニ伯爵も顔が広い人だったが、こんなには声をかけられていなかった。



