「サリーシャ、気分はどう?」
「最悪だわ。あぁ、なんてこと……」
「……最悪??」
困惑気味のセシリオがサリーシャの顔を覗き込む。
「気分が悪いのか? 体調が悪い?」
「……」
サリーシャは真っ青になったまま、目を見開いてテーブルを凝視していた。セシリオはサリーシャの視線の先を追い、テーブルを確認するともう一度サリーシャを見つめる。
「もしかして、あの朝食に問題でも?」
「大問題ですわっ! あぁ、何てこと!!」
「大問題!?」
ここにきて、セシリオはサリーシャの只ならぬ様子に狼狽えた。顔が真っ青なのだ。よく見ると、小刻みにわなわなと震え、目には涙が浮かんでいる。視線はテーブルに釘付けのままだ。これは、自分の準備したあのテーブルが原因なのではないかと、さすがのセシリオも気が付いた。もしかしたら、大嫌いな料理でも混じっているのかもしれない。



