サリーシャはガバッっとベッドから起き上がった。
すぐ近くのテーブルのわきには、白いガウン姿のセシリオがいた。起き上がったサリーシャに気付くと、こちらに近づいてくる。
「サリーシャ、おはよう」
蕩けるような眼差しでこちらを見下ろすセシリオが、サリーシャの頬をすっと撫でる。顔が近づいてきておでこにチュッとキスをされた。
サリーシャは呆然としたまま、部屋を見渡した。カーテンは引かれ、朝の日差しが壁を白く浮き上がらせている。飾り棚を備えた窓際やテーブルには、咲き頃を迎えた切り花が美しく飾られている。その装花が施されたテーブルには朝食が二人分、綺麗にセッティングされていた。そう、朝食がセッティングされていたのだ! まだ用意したてなのだろう。料理や飲み物からは、ほんわかと湯気が上がっているのがみえる。
「うそ……」
サリーシャは小さく独り言ちた。目も前の光景が信じられなかったのだ。いや、信じたく無かったと言った方が正解か。早起きして朝食を作る予定が、完璧な朝食が既に用意されていたのだから。
セシリオはベッドの端に腰掛けると、座ったまま呆然自失状態のサリーシャの肩を抱き寄せ、こめかみに唇を押し当てた。
すぐ近くのテーブルのわきには、白いガウン姿のセシリオがいた。起き上がったサリーシャに気付くと、こちらに近づいてくる。
「サリーシャ、おはよう」
蕩けるような眼差しでこちらを見下ろすセシリオが、サリーシャの頬をすっと撫でる。顔が近づいてきておでこにチュッとキスをされた。
サリーシャは呆然としたまま、部屋を見渡した。カーテンは引かれ、朝の日差しが壁を白く浮き上がらせている。飾り棚を備えた窓際やテーブルには、咲き頃を迎えた切り花が美しく飾られている。その装花が施されたテーブルには朝食が二人分、綺麗にセッティングされていた。そう、朝食がセッティングされていたのだ! まだ用意したてなのだろう。料理や飲み物からは、ほんわかと湯気が上がっているのがみえる。
「うそ……」
サリーシャは小さく独り言ちた。目も前の光景が信じられなかったのだ。いや、信じたく無かったと言った方が正解か。早起きして朝食を作る予定が、完璧な朝食が既に用意されていたのだから。
セシリオはベッドの端に腰掛けると、座ったまま呆然自失状態のサリーシャの肩を抱き寄せ、こめかみに唇を押し当てた。



